photo&essay
「漁村・箱崎浦の食文化」
―おきゅうと・林 晃弘さん―
写真・川上信也/文・嶋田絵里
「西日本文化」誌齢五〇〇号を迎えて/一般財団法人 西日本文化協会会長 藤井 一郎
掲げつづける文化の灯火/福岡県知事 服部 誠太郎
心豊かに文化芸術を楽しむまちを目指して/福岡市長 高島 宗一郎
地域社会への絆とともに/田中 直樹
「西日本文化」五〇〇号の重さと高さ/轟 良子
【特集】港市二〇〇〇年 博多・福岡
海から伝わる波動の通奏低音
○博多湾を守る自然のゆりかご~地勢の恵み~/磯 望
○弥生時代の海村交易と古墳時代の金官加耶交易/武末純一
○玄界灘交易の拠点「奴国」とその残映/大高広和
○鴻臚館交易の発展と衰退―公貿易から私貿易へ―/菅波正人
○遣新羅使人歌の「月」と「雁」―万葉に詠まれた博多湾一帯の和歌―/田中真理
○大宰府・博多に入った宋代仏教/榎本 渉
○栄西ゆかりの今津誓願寺と重源―本尊阿弥陀如来坐像から開ける新たな視界―/井形 進
○博多綱首と博多津唐房―都市 博多のはじまり/林 文理
○博多の繁栄を担った港湾施設―「石積遺構」が語る光景―/大庭康時
○刀伊襲来・蒙古襲来とその後の国際交易/中村 翼
○南北朝期の大宰府・博多―足利尊氏・懐良親王はなぜ大宰府・博多を目指したのか―/森 茂暁
○中世日本最大の国際貿易港―室町・戦国時代の博多とアジア―/伊藤幸司
○豊臣秀吉の九州平定と博多の復興/中野 等
○小早川・名島城から黒田・福岡城へ―如水・長政の城下町と博多対策―/高山英朗
○博多で育った名酒と銘菓/牛嶋英俊
○筑前五ヶ浦廻船と国内海運・交易/又野 誠
○港市に培われた江戸時代の学術―福岡藩儒 貝原益軒の学問―/大庭卓也
○福博の盛り場・小史/松村利規
○歴史と観光の「福岡」―都市づくり提言の鳥瞰図/鮓本高志
○海から陸に上がった飛行場―名島から雁ノ巣、そして福岡空港へ/柴多一雄
○築港問題と福岡市の都市戦略――挫折した杉山築港計画はなぜ語り継がれたのか――/有馬 学
○近代福博の都心と百貨店/草野真樹
○「福岡商業」一二〇年の伝統/深野 治
○女性教育の向上へ 檍が原に「福岡女専」/井手麻衣子
○福岡発・以西底曳と祖父/勝瀬志保
○福岡大空襲~終戦と引揚港・博多/西牟田耕治
○博多港 荷役の文学/深野 治
○変わり得るか?「港市」の貌/石橋知也
○聞書「九州の老舗」シリーズ
百年超企業・長寿の知恵43株式会社福岡魚市場(福岡市)
○《寺社を訪ねる》31筑前國一ノ宮 住吉神社(福岡市博多区)/眞武龍二郎
○『福岡県史』史料紹介11―林(美)文書『浦嶋遠見番所灯篭堂急用丸囲上家共図』 玄界灘沿岸警備の施設を描く/岡寺 良
西日本文化 秋季号(500) 2021.10